「ハトムギとヨクイニンの違いはなに?漢方薬とヨクイニンには違いがあった|ハトムギ効果を徹底解説!」
2022/10/06
ハトムギについて調べると、必ず「ヨクイニン」という言葉を目にするのではないでしょうか。ハトムギとヨクイニンは同じもののようだけれど、具体的にどう違うのかよくわからない、どう使い分けているのか知りたいと思っていませんか。
そこで今回は、ハトムギとヨクイニンの違いについて詳しく紹介します。また、名前の似ているヨク苡仁湯の漢方薬はヨクイニンと違いがあったので詳しく紹介し、ハトムギの効果について徹底解説します。
ハトムギとヨクイニンの違い
ハトムギとヨクイニンの違いは、食品で食べるか薬として利用されるかです。ハトムギは実の部分は食品に利用され、ヨクイニンはハトムギの種子の部分を指し、薬として利用されます。そのため、ハトムギとヨクイニンは同じ植物です。
ハトムギは温かい地方の南アジアが原産地で、イネ科ジュズダマ属の穀物です。栄養があり、アジアを中心に多くの人々にハトムギは愛されています。大麦や小麦の穀物より、ハトムギの実は大きくモチモチとした食感で食べ応えがあります。また、ハトムギ独特の香りと味が特徴的です。
そして、ハトムギエキスは肌のトラブル改善に効くと、イボ取りなどに昔から使われてきました。ハトムギエキスがハトムギの種子部分のヨクイニンです。
食品としてのハトムギ
ハトムギの粒をそのままご飯に混ぜて食べたり、粉にして餅や団子、焼き菓子にしたりと様々な形でハトムギは食べられています。お茶の文化がある日本では、ハトムギ茶は特に身近にあるハトムギ食品と言えるでしょう。
私たち日本人が主食にしている精米よりも、ハトムギは栄養価が高く、食品として健康に大きく貢献してくれています。ハトムギのタンパク質は精米に比べ2倍以上あります。さらに、脂質やカルシウム、鉄分、ビタミンB1、ビタミンB2など様々な栄養が豊富です。
薬としてのヨクイニン
ハトムギの種子はヨクイニンで、薬用として親しまれています。ヨクイニンは、有名な漢方薬の1つです。漢字では、薏苡仁(よくいにん)と書きます。昔からヨクイニンは美肌のためやイボ取りに使用されています。そのため、漢方薬だけでなく肌の外側から使用する、化粧品にハトムギ商品がたくさんあるのです。化粧品でハトムギエキス配合とされているのは、薬用効果が期待できるヨクイニンのエキスを意味します。
科学の進化が著しい現代、様々な成分で肌へアプローチできる物が存在しますが、昔からしっかり肌への効果が証明されているからこそ、現代もハトムギは愛され続けているのです。
漢方薬の「ヨクイニン」と「ヨク苡仁湯」の違い
漢方薬に「ヨクイニン(薏苡仁)」と「薏苡仁湯(ヨクイニントウ)」が存在しますが、成分内容をみると違いがあります。「ヨクイニン」はハトムギの種子のヨクイニン成分のみで作られた漢方薬です。「薏苡仁湯」はヨクイニン成分の他に別の漢方薬が複数組み合わせてあるものを意味します。したがって、「ヨクイニン」と「薏苡仁湯」は別物です。
イボ取りや、肌荒れ改善で効果を発揮するのが「ヨクイニン」。「薏苡仁湯」は神経痛などイボ取りや肌荒れと関係ないほかのところへ作用します。同じ効果を期待できるものと間違えないように注意しましょう。
イボを取りたいならヨクイニン
イボ取りの効果を期待してヨクイニンを使用するのなら、ヨクイニンのみで作られている「ヨクイニン」を選びましょう。「薏苡仁湯」でイボ取りはできません。
処方薬と市販薬のヨクイニンの違い
病院で処方薬として出される「ヨクイニン」と市販薬の「ヨクイニン」は同じ原料を使っていますが、処方薬と市販薬とでは成分量や成分の品質が違います。基本的に市販で販売されている薬は、処方薬に比べ成分量は少なくなっています。また、成分の品質も処方薬として出すには、一定の品質をクリアしないといけないのです。そのため、効果の実感に差がでる可能性はあるでしょう。
しかし、イボ取りの効果が出るまでは基本的に時間がかかるものなので、効果実感までの個人差は大きいです。皮膚科で処方されたヨクイニンだからと、すぐにイボが取れるわけではありません。市販薬より処方薬が良い品質なのは確かですが、安全性はもちろん市販薬も確保されていますので、安心してくださいね。
ヨクイニンで取れないイボがある
イボには種類があるため、残念ながら全てのイボにヨクイニンの成分が効くわけではありません。ウイルス性のイボや遺伝で現れるイボ、加齢によるイボがありますが、ヨクイニンの成分の効果を期待できるのは「ウイルス性のイボ」です。
ヨクイニンで免疫力をアップさせて、イボのウイルスを撃退していきます。イボには種類があるため、素人では判断が難しいところ。イボができたら自己判断せず、一度皮膚科を受診することをおすすめします。
ハトムギ(ヨクイニン)の効果
ハトムギには以下のような効果が期待できます。
- 美肌効果
- デトックス効果
- アレルギーを抑制する効果
- 胃の健康を保つ効果
- 丈夫な骨を作る効果
それぞれ詳しく紹介します。
①美肌効果
ハトムギで一番有名な効果は美肌効果です。ハトムギを使用して以下の改善が期待できます。
- ニキビ改善
- 肌荒れ
- くすみ改善
- シミ・そばかす改善予防
- イボ取り
美肌効果に導いているのは、ハトムギによる肌のターンオーバーを正常にする働きのおかげです。肌のターンオーバーとは、肌の古い角質を新しい角質に生まれ変わらせるサイクルです。年齢を重ねるにつれ、肌のくすみやごわつきが出てくるのは肌のターンオーバーが乱れている証拠になります。そのため、ハトムギで肌のターンオーバーを正常にすると肌のくすみが取れ、色が白くなったように感じたり、滑らかな肌になるのです。
シミやそばかすも古い角質が蓄積していることで起きるため、女性が気になる顔のシミやそばかすにもいい効果が期待できます。また、美肌に必要な栄養は良質なアミノ酸のたんぱく質です。ハトムギにはたんぱく質が多く含まれ、肌をきれいにするために細胞へと働きかけてくれます。体に必要な栄養がしっかりとハトムギで取れるからこそ、内側からきれいになれるのです。
ウイルス性のイボにもハトムギは効果があるため、肌トラブルで悩みのある人にハトムギはとてもいい穀物です。
②デトックス効果
ハトムギにはデトックス効果が期待できます。体に溜まった余分な水分を排出する効果がハトムギにはあり、むくみ予防に効果的です。さらに、食物繊維が豊富なためハトムギを食べると便秘解消も期待できます。
むくみや便秘は女性の多くが悩んでいる問題ですよね。むくみや便秘は、体の中で老廃物が滞っている状態と言えます。むくみや便秘をハトムギで改善すると、全身の体調が整い毎日のだるさなどから解放されます。老廃物をため込まない体づくりをハトムギでできれば、ダイエット効果も期待できるでしょう。
③アレルギー抑制・炎症を抑える効果
ハトムギにはアレルギーを抑える効果と、ウイルスや細菌などによる炎症を抑える効果が期待できます。アレルギーを引き起こす原因は、ヒスタミンという物質です。ヒスタミンをハトムギは抑制してくれるので、アレルギーを抑えられます。そのため、ハトムギによる食物アレルギーにはなりにくく、ハトムギアレルギーの人はほとんどいないとされています。
そして、ウイルスや細菌によって皮膚に赤みが出たり、腫れたり、痛みを感じる炎症の場合にも、ハトムギには炎症に強い細胞を形成し炎症を抑える効果が期待できます。そのため、炎症が起こりづらい、強い体づくりをハトムギで期待できるのです。細胞を強くし、炎症を起こしづらくするということは、日焼け対策にもハトムギは効果的と言えるでしょう。
④胃の健康を保つ効果
ハトムギには、胃の健康を保つ効果が期待できます。過剰な水分は胃に負担をかけて、胃の機能が低下し、消化不良につながります。ハトムギは体の余分な水分を排出するため、胃の消化を妨げる余分な水分がなくなり胃の健康を保てるのです。胃の健康を保つと、ハトムギだけでなく他の食べ物の栄養もしっかりと体に吸収できるようになるため、全体的に健康になれるでしょう。
⑤丈夫な骨を作る効果
ハトムギには骨の細胞を増やす働きがあり、丈夫な骨を作る効果が期待できます。年齢を重ねると骨密度が減り、骨粗鬆症でちょっとしたことで骨が折れやすくなったりしますよね。丈夫な骨作りがハトムギでできるので、ハトムギには骨粗鬆症予防が期待できます。肌などの見た目だけでなく、体の見えない内側もハトムギの効果が働きかけてくれるため、年齢関係なくハトムギを日常に取り入れるといいでしょう。
ハトムギを日常的に使う方法
ハトムギは肌のトラブルを予防したり体調を整えてくれるため、日常的に使えば早く効果を実感できるでしょう。昔より使う商品、食べられるものは自由に選べ、高価な商品、栄養価の高い食べ物が溢れていますよね。しかし、好きなものを好きなだけ食べられる時代だからそこ、栄養バランスが乱れやすい生活となっています。そこで健康、栄養バランスを考え、以下のようなハトムギを普段の生活に取り入れてみてください。
ハトムギ効果を外側から|化粧水
洗顔後に使う化粧水にハトムギ成分が入っているものを使えば、毎日ハトムギを使うことになりますよね。
おすすめのハトムギ化粧水がこちらです。
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ハトムギ効果を内側から①お茶
ハトムギは毎日使い続けてこそ効果を実感できます。毎日の飲み物をハトムギ茶にするだけで、美容効果と様々な体調の予防対策になりますよ。貴重な国内産のハトムギを100%使用したハトムギ茶がこちら。
〈ハトムギ茶〉
ティーパック包装で使いやすくなっています。
ハトムギ効果を内側から②ハトムギ商品
ハトムギを茹でれば、毎日の食事に取り入れられます。白米に混ぜたり、スープに入れたり、サラダにトッピングと幅広く食事に使えますよ。
〈+mugiハトムギ粒〉
簡単かつ楽に毎日使いたいなら、1度にたくさん茹でて冷凍保存がおすすめです。
ハトムギ効果を内側から③インスタントハトムギ食品
忙しくてハトムギを茹でる時間がない人は、温めるだけ、お湯を注ぐだけで完成のインスタントのハトムギ食品がおすすめ。
〈野菜の旨味を凝縮したハトムギたっぷりスープ〉
うま味調味料、着色料、人工甘味料、保存料不使用の体に優しいスープです。もちもちの食べ応えのあるハトムギで、満足感いっぱいです。
〈ハトムギを練り込んだ麺と醤油味のスープがやさしいハトムギ麺〉
日本初のハトムギ麺。小麦だけの麺とは一味違ったやさしい麺に仕上がっています。ノンフライ麺であっさりスープなので罪悪感も少ないため、ダイエット中の人にもおすすめです。
【まとめ】ハトムギとヨクイニンの違いはなに?
ハトムギとヨクイニンの違いは食品として食べるか、薬として利用するかです。ハトムギとヨクイニンは同じ穀物なのです。ハトムギは食品としての栄養価も高く、ヨクイニンの健康効果も昔から長年使われてきているほどの効果を持っています。人生100年時代と長い人生をどれだけ健康に過ごせるかが大切です。ぜひ、ハトムギを日常で使い、健康効果を得て元気に毎日をお過ごしください。
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