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ハトムギ粉の画像

ヨクイニン(薏苡仁)という漢方についての情報です。漢方とはなにか。

2022/05/11

ヨクイニンという漢方があり、漢字で書くと薏苡仁、英語だとJob’s tears Coix seedなど使われることが多いようです。日本ではなじみの深いハトムギ茶の原料で、ハトムギ茶は外殻が付いたまま焙煎しております。なぜならばハトムギの外殻は非常に硬く食用には向かないため、脱穀前のハトムギは煎って、ハトムギ茶として飲用されていることが多いからです。ハトムギ種子の構造は外側から内側に向かって外殻、薄皮、渋皮、子実となっており、外殻、薄皮、渋皮を除いた子実の部分が生薬のヨクイニンとなります。

ハトムギは食品ですがヨクイニンは生薬で漢方薬を構成する原料として利用されます。

 

植物の葉、茎、根や鉱物などで薬効があるとされる一部分を加工したものが生薬です。生薬は、摘み取ったり掘り出したりしたままで使えるわけではなく、泥、枯れ葉、他の植物、虫などの不要物が付着するなどしておりますので、不要なものを落とすなどの加工をします。また、全草を用いる生薬は稀で大多数の植物生薬では薬効成分の多い一部のみが使われるため、泥など不要なものを落とすことや切ったり、などの加工をします。植物生薬に水分がふくまれていると、重量や容積が大きく、品質も安定しません。また腐敗やカビが発生しやすいので対処法として天日に干します。このように何らかの加工を行わなければ使用できません。

漢方薬とは、漢方医学の考え方にもとづき、生薬を組み合わせた薬のことです。

日本の漢方は中国を起源とし日本の風土や気候、日本人の体質などに合わせて独自の発展を遂げてきました。漢方医学に基づいて、用いる条件も細かく定められており、治療効果のある医薬品として正式に認められています。漢方は進化を続けております。西洋薬の治療で効果が無かった症例で、漢方薬治療で効果が認められたなど漢方薬をすすめる医師が増えているそうです。

天然成分からなる漢方ですから基本的に副作用症状を発症するケースはごく稀なケースと言えるでしょう。しかし漢方だからといっても副作用症状がないという訳でもないようです。漢方薬を服用して、発熱、発疹、腹痛など体調がいつもと違うと感じましたら服用をやめ医師や薬剤師に相談した方がよろしいでしょう。また、ハトムギはイネ科の植物ですので、イネ科アレルギーのある方や小麦アレルギーの方も注意が必要です。

 

 

漢方における診断方法

漢方では、「陰陽(いんよう)、気・血・水(き・けつ・すい)」など、独特の概念があります。

  • 陰陽では病気に対する抵抗力の大きさと病気の経過を示します。分かりやすくいうと、「その人の状態(体質・体力・抵抗力・症状の現れ方などの個人差)をあらわすもの」です。したがって、同じ症状でも、自分の「証(しょう)」と他の人の「証(しょう)」が違えば、当然、処方される漢方薬も違ってきます。自分と同じ症状だからといって、自分が服用している漢方薬を他の人が飲んでも効果が期待できない可能性があるのは、こういった理由からなのです。また、証に関係なく、症状などから判断して漢方薬を処方するケースもあります。

・「陽証」体力があり新陳代謝が活発で熱が高く病気に対する反応が強いと「陽証」を指します。体力がある、筋肉質でガッチリ、血色が良い、肌ツヤがある、大きくて太い声、胃腸が強く便秘ぎみ、暑がりなど・・・・

・「陰証」体力が失われ、新陳代謝が低下して、十分な体温が保てないような状態が「陰証」を指します。体力がなくて弱々しい、細くてきゃしゃ、顔色が悪い、肌が荒れやすい、細くて小さな声、胃腸が弱くて下痢をしやすい、寒がりなど・・・・

  • 「気・血・水」はカラダの中を循環する、生命活動を行っている要素を指します。

・「気」は目には見えないパワーやエネルギーを指し、不足していると「気虚」、異常だと「気逆」、流れが悪いと「気うつ」と捉えます。

・「血」は血液とその働きを指します。循環が悪い、巡りが悪いなどは「瘀血(おけつ)」、

働きが悪いものを「血虚(けっきょ)」と捉えます。

・「水」は血液以外の体内を循環する液体のことで、リンパ液などを表します。めぐりが悪いものを「水滞(すいたい)」と捉えます。

これらは、「四診(ししん)」という「望診・問診・聞診・切診」の独特な方法で診察をして診断されます。

  • 「望診(ぼうしん)」視覚情報から診断につなげる事です(顔色や舌の様子など)。

特に皮膚病では有効な手段になります。患部の赤み、膨らみ、乾燥や湿潤などの情報が非常に参考になります。

  • 「聞診(ぶんしん)」二つの意味合いがあります。一つは読んで字のごとく、音を聞いて判断する事です。話し方や声、呼吸やせきなどを診ます。その咳の音が大きいのか小さいのか、痰が絡んでいるのか、乾いた咳なのか。もう一つは臭いです。これも聞診に入ります。例えば、口臭や汗の匂いでお悩みの方の場合、聞診が非常に有効になります。このように聴覚と嗅覚の両方を使います。
  • 「問診」聞き取るのが特徴です(カラダの状態を細かく)。患者との会話のやり取りで情報を収集しますので患者のもっとも辛い症状、治したい症状、訴えに基づく情報をいかに正確に集められるかです。
  • 「切診(せっしん)」触って確かめます(脈やおなかの様子など特徴的な状態がないか)。むくみや冷え症などは実際どれだけのものなのかを知るのに有効です。

 

以上のように漢方では五感を使って診断するのが基本となります。五感を使った診断とは客観的に見られる数値として出ないため客観性に欠ける部分があります。主観がまじりやすいと言えるでしょう。診断する人によって差が明確にでてしまいますので腕の良し悪しが大きく左右します。漢方医学と西洋医学は判断基準や方法が異なるため分けて考えたほうがよろしいでしょう。

西洋医学とは、患者さんの状態を科学的、局所的、理論的に分析し、症状の原因となっている病因を排除する治療を行う医学です。身体診察や問診はもちろんですが、血液検査などの客観的なデータも駆使して診断を行います。いわゆる現代医学といわれるものです。

 

ヨクイニンはお肌が荒れがちな方、お肌のキメが乱れがちな方、イボが気になる方などにおすすめの生薬です。古くからお肌のために用いられてきたヨクイニンは消炎作用やカラダの中の水分バランスを整える作用もあるとされております。漢方薬的には、カラダの中の余分な水分を排泄し、痛みをとる作用、清熱排膿(熱をとり膿を排出する)作用があることから、熱感を伴う関節痛や筋肉痛、神経痛、イボ取りなどに用いられます。

 

ヨクイニンの原料はハトムギです。

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